総合力と診断力を重視しています

    地域の皆さまにとって、頼れるかかりつけ医となるために、「総合力」と「診断力」は不可欠であると考えています。

    患者さんにとってかかりつけ医は、何でも相談できる「医療の窓口」のような存在。さまざまな患者さんのお悩みや不具合に対し、適切な解決法を提案できる力が必要です。
    そのためには、なぜ不具合が起きているのか、正しく原因を把握するための「診断力」と、一つの分野について深く研究し極めるのではなく、すべての歯科治療において80点以上の治療が出来る「総合力」がポイントになると考えております。

    また、仮に自分の力では患者さんにとってベストな治療を提供できないと判断された場合、患者さんを抱え込んで無理に治療を行うのではなく、しかるべき医療機関に紹介することが出来るよう専門医との連携も大切です。
    当院では、地域の皆様のかかりつけ医として、常に患者さんの立場に立ち、患者さんの利益が最大化されるよう、歯科医療を提供してまいりたいと考えております。

     

    幅広い治療に対応できる「総合力」

    私は、歯科治療においては特に、「総合力」が必要であると思っています。

    例えば深いむし歯の治療を例にとってみても、再治療のない治療を提供しようとすると、少なくとも質の高い根管治療、被せ物などの補綴治療、噛み合わせ治療、場合によっては歯周病治療や矯正治療の知識も必要になってきます。
    歯を長持ちさせるためには各治療それぞれにおいて一定レベル以上の質をキープしなければいけません。必要な要素がどれか一つでもかけてしまうとバランスが崩れ、症状を再発させたり別の問題を引き起こしてしまうからです。

    また、患者さんのご要望をかなえるための治療法は必ずしも一つとは限りません。むしろ現在は歯科医療の進歩によりさまざまな材料や治療法が開発され、さまざまな選択肢の中から治療法を選べるようになりました。
    あらゆる分野の幅広い知識を身に着けて、患者さまのご要望にお応えするための「引き出し」を満たしておくことで、より患者さんのご要望に合った治療を提案することが出来ます。

    勿論、一つ一つの専門治療において、より高度な治療が必要と判断された場合は、その治療を専門に行っている専門医への紹介を行いますが、お口の中全体を見て、患者さんにとって最適な医療をコーディネートできるのは、総合力の高いかかりつけ医の強みと言えると考えています。

     

    原因を正しく認識する「診断力」

    歯科治療を行う上で、正確な「診査診断」を行うことは欠かせません。
    事前の診査診断が十分にできておらず、間違った認識のまま治療を行ってしまうと、必要のない治療をしてしまったり、場合によってはより悪くしてしまうことも起こりえます。
    そのため、歯科医師には、お口の中の状況を正確に把握する「診断力」が求められます。

    歯の痛みは通常、歯の中の神経や骨などといった表面からは見えない部分で起きており、歯の内部の状態を把握するのがとても困難な状態にあります。
    そこで、レントゲン写真やCT撮影を行い、歯やあごの骨の状態、神経の位置などをしっかりと把握する必要があります。

    ですが、いくらレントゲンやCT撮影を行っても、歯科医師にレントゲン画像やCT画像から情報を読み取る力がなければ、あまり意味がありません。
    当院院長は、日本歯科放射線学会という、レントゲン画像やCT画像から正確に診査診断を行う力を養うための学会の「准認定医」の資格も保有しています。

    「むし歯の治療をしてもらったのに、痛みが消えない」
    「歯が痛くて歯医者に行ったのに、特に異常はないと言われた」

    こんなお悩みのある方は、是非一度、当院にご相談にいらしてください。
    原因不明のお痛みや症状を改善するための手がかりが見つけられるかもしれません。

    ⇒CTによる精密診断

     

    技術と知識の研鑽に努めています

    「先生に治療してもらいたくて相談に行ったけど、自分じゃできないからと言って他に回された。」
    「あの先生、気さくで話しやすいけど、技術面でちょっと不安なんだよな、、」

    もしかしたら、かかりつけの歯科医師に対して、こんな風に思っていらっしゃる方もいるかもしれません。

    かかりつけ医の大きなメリットとして、普段の患者さんの状態を知っているので、ちょっとした状態の違いにも気づきやすいといったことや、初期の段階でのむし歯や歯周病を発見出来るため、最小限の治療で済ますことが出来るといったことが挙げられます。
    ですが一方で、話しやすく相談もしやすいけど、技術面で不安がある、と感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

    そういった患者さんの不安を解消できるよう、当院では、ドクターを含めスタッフ全員が、常に勉強会や学会などに参加し、技術と知識の研鑽に努めるとともに、最新設備の導入も積極的に行うことで、より質の高い治療を提供できるよう尽力しています。

    勉強会のスケジュールによって医院を休診にしてしまうこともありますが、質の高い医療の提供のためとご理解いただければ幸いです。

     

    必要な時には専門医、専門医療機関を紹介します

    現代の歯科医療は非常に高度に発展しており、一人の歯科医師があらゆる分野において専門性の高い治療を行うことが困難となっております。
    とくに、矯正治療やインプラント治療、口腔外科治療などといった特に専門性の高い分野は、その治療に特化した専門医の方がより高度な治療を提供出来ることに間違いはありません。
    そのため、より高度な治療が必要となった際や、専門医に診てもらった方が患者さんにとっての利益が最大化できると思われる場合は、無理に自医院で患者さんを抱え込むのではなく、専門医や専門医療機関に送るという判断が出来るということも大切なかかりつけ医の大切な役目と考えております。

    どうせ専門医に診てもらうのであれば、最初から専門医にかかればよいのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
    ですが、最初から専門医を受診するのではなく、まずはかかりつけ医に相談するメリットもあります。

    例えば歯を失ってしまってインプラント治療を検討していた場合でも、本当に自分にインプラント治療があっているのかどうか、適切に判断できない場合も多々あるかと思います。
    さらに患者さんが直接専門医にかかる場合、患者さんは、今までの治療経緯や普段の習癖、体質や体の状態についてなど、最初から、もれなく詳しく説明しなければいけません。
    治療においては、ご自身が「これは伝えなくても良いだろう」と考えて伝えていなかった情報がとても大事な情報だった、ということも多々ありますので注意が必要です。

    普段から患者さんを良く知るかかりつけ医であれば、その治療を受けるにあたり、どんなリスクがあるのか、どんな注意が必要なのか、例えば、日ごろから、歯ぎしりや食いしばりの習癖がある、歯周病やむし歯になりやすい体質である、全身疾患などをお持ちで、もともとの身体の免疫力の弱い方であるなど、患者さんご本人が自覚していないであろう習癖や体質も踏まえて、適切に判断し、専門医に必要な情報を共有することが出来ます。

    あなたの身体やお口の中を良く知るかかりつけ医だからこそ、できる判断だと思います。

     

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